Study SAS

統計解析ソフトウェアSASについて学習したことのまとめやSAS認定試験対策など

_error_ 変数について

_error_ 変数について調べたことのまとめ

できること

  • Dataステップでエラーが発生したオブザーベーションの判別
  • _error_を参照して、エラーが起こったら○○するみたいな記述ができる
data work.TestData;
    input num;
    is_error = _error_;
    cards;
0
1
'a'
2
3
    ;
run;

proc print data=work.TestData;
run;

実行結果は

OBS num is_error
1 0 0
2 1 0
3 . 1
4 2 0
5 3 0

エラーが発生したオブザーベーションの_error_は1となる

_error_の注意点

  • Dataステップでのみ利用可能
  • _error_の値は0または1、エラー回数がカウントされるわけではない
  • エラーが発生した個所で_error_に1が代入される
  • 予約済みのため、ユーザーが_error_という変数名を定義するのはNG
  • 自動で生成される変数(自動変数)各オブザーベーション処理前に0に初期化される
  • データセットには出力されない(そのため上のコードではis_errorという別の変数に割り当てている)